韓国の家庭料理

2012.09.30

korea 005今年度第2回目の料理教室「韓国の家庭料理」を開催しました。
講師に日本生まれの韓国人、鄭美佐恵さんを迎え、お母さんの味、お祖母さんの味を教えてもらいました。

韓国では今日は「秋夕」で、家族揃ってテーブルにあふれんばかりのご馳走を出し、親戚も一同に集まっての食事をするのだ、というお話からスタート。

korea 020今日の料理も皆でテーブル(調理台?)囲んで試食になるので、楽しくなりそうです。

メニューは「鱈とズッキーニのジョン」、「タッケ・ジャン」、「季節のナムル」そして「宮廷トッポキ」の4品です。

鶏を一羽(今回は半羽)香味野菜と一緒に煮崩れるほど火を通し、取り出して手で裂き、唐辛子のたっぷり入った調味料で揉み込んで、スープに戻す。という手間をかけたスープです。
ユッケ・ジャンはレストランで食べkorea 039られるけれど、タッケ・ジャンは家庭料理なので、レストランでは出さない、のだそう。ニンニク、ネギ、唐辛子にコラーゲンたっぷりの鶏スープは、夏バテに効きそうです。

そして今回作ったトッポキは、屋台で買って食べるものとは違い、野菜も肉もたっぷり入った、上品な味。副菜的な感じだが、トッポキ(韓国餅)だから、これだけで満足度高し。

鱈とズッキーニのジョンは、材料に塩をし、小麦粉、卵をつけて焼くだけ。でも、これにつけるネギたっぷりのタレがおいしい。ジャンだけでなく、豚しゃぶやから揚げにも合いそうです。

korea 060ナムルはもやしがメインにニンジン、ほうれん草、エノキを使った、風味が高いナムル。水分を出来るだけ絞れば、味が材料に浸透していくのだそう。

今回の受講者は、料理が好きな人に加え、韓国好きな人と半々くらい。
それでも、皆さんお隣の国には興味があるので、料理をしている時も、試食後も講師の鄭さんにあれこれと韓国事情を訊ねて、理解を深めていました。