外国籍市民の防災訓練を実施

2011.11.13

bosai111月13日(日)、富士宮市役所を会場に、富士宮市消防組合、日本赤十字奉仕団、富士宮防災VCの協力のもと、外国籍市民を対象にした防災訓練を実施。ブラジル、ペルー、中国、フィリピンパキスタン、スリランカなど多国籍に渡っての市民41人が集まりました。

今年は3月11日に東日本大震災を、同月の16日に富士宮での震度6強の地震を体験しているので、国籍を問わず地震と震災に関心を持ち、自主的に参加する人が多く見られました。

今回の訓練では、消火器の使用法と実践、煙体験、応急救護と止血、ロープワークそして非常食の試食などを2時間ほどで行ないました。

bosai2参加した何人かに話しを聞きましたが、居住地区の非難場所など、ほとんどの方が場所を把握していました。また、地震や災害に対して何か準備があるかを聞きましたが、「懐中電灯は枕元に常備」、「パスポートを財布」などは当たり前の答え。中には「非常用持ち出し袋を作ってある」という人もいました。また、きちんと家具の転倒防止をしている人もいました。

訓練は、毎回やっているものもあれば、今回初めて行なうもの、とさまざまでしたが、皆さん真剣に取り組んでいました。「今回の訓練はとても有意義なものだった」、「今日憶えたことは人を助ける上で役に立つ」、「参加できなかった友人にも教えてあげたい」といった声が多く聞こえ、防災についての意識と知識を深めたようでした。
bosai3外国籍市民のための防災訓練は、ここ数年毎年実施しています。地域での防災訓練に参加している人もいるかと思いますが、ここでは通訳も配置しているので、疑問点もその場で聞けるので、理解度も高いと思います。