在住外国人のための防災訓練
2013.09.299月29日(日)に富士宮市役所にて「在住外国人のための防災訓練」が行われました。
本年度は開始時間を例年より30分早めた午前9時からスタート。
富士宮市防災危機管理室・富士宮市消防本部・日本赤十字奉仕団・災害VC富士宮・富士宮市役所市民生活課の各団体の協力を得て、快晴の過ごしやすい気候の下、スムーズに終えることができました。
参加者 :107人(内、外国人参加者45人)
スペイン語圏 18人(ペルー12人・ボリビア6人)
ポルトガル語権 17人(ブラジル17人)
その他 10人(スリランカ1人・パキスタン3人・マレーシア1人
中国3人・モンゴル1人・ベトナム1人)
計45人9カ国
参加外国人45名をスペイン語圏・ポルトガル語圏・その他の言語の3班に分け、各訓練(以下に記載)を1クール35分とし、35分×4クールで正午に非常食を試食し解散としました。
●防災講話…防災危機管理室により、スライドを用いた、災害とその心得の講話。
それぞれポルトガル通訳・スペイン語通訳がつき、その他の言語で
は、ACC国際交流学園のボランティアにより、日本語をさらに
やさしい日本語に訳して伝える試みがなされました。
●ナマズの学校…災害VC富士宮連絡会による防災グッズの展示や
災害時の行動についての講話が行われました。
こちらも通訳ボランティアが活躍しました。
●ロープワーク…災害VC富士宮連絡会によるロープの結び方講座。
家屋の倒壊等に備え、身の固定の仕方などを学び
ました。
●クラッシュシンドローム説明
止血訓練・・・日赤奉仕団による、クラッシュシンドロームの説明が
行われました。
止血訓練は実践に備え、包帯ではなく、スカーフや
ハンカチ、ストッキングを使用した訓練となりまし
た。
●起震車・・・富士宮消防署による起震車体験では、
関東大震災の震度7も体験できました。
地震を知らない外国人の中には、アトラクション
気分のような反応も見られましたが現実は・・・
●煙体験・・・富士宮消防署による煙体験では体に無害なスモークの中を
歩く体験をしました。
ホワイトアウトして出口がわからず、
なかなかの恐怖だったようです。
●消化訓練指導・・・富士宮消防署による、水消火器での消火訓練。
「火事だ~!」と日本語で叫び、消火。
子供たちも重い消火器を持ち上げがんばりました。
●非常食の試食・・・防災危機管理室が非常食を提供して
くださいました。
非常食のアルファ米を日赤奉仕団が実演し、配布。
参加者で試食しました。
ハラル食ではなかったため、イスラム圏の参加者は
食べられず申し訳ないことをしました。
正午に訓練を終え、参加者にはおむすびとお茶を配布しました。
家族での参加者も多く、その場で昼食をとる姿も見られました。
参加者の皆さん、ボランティアの皆さん、
そして企画段階から話し合いにご参加いただいた協力団体の皆さん、
お疲れ様でした。ありがとうございました。