ブラジルの台所から~Da Conzinha do Brasil

2012.06.17

brasil16月17日(日) 富士宮市立西公民館料理実習室でブラジル・ロンドリーナ出身の野木ヒロコさんを講師に迎えて、今年度第1回目の料理教室「ブラジルの台所から」を開催した。

今回のメニューは、チキン・グリル・ブラジル風、フェイジョン、パステル、マンジャル・デ・ココの4品。

まず、鶏を丸ごと1羽焼くダイナミックさに、驚く人もいたが、週末や人が集まる時は、このグリルが便利ということ。

「フェイジョン」は豆のシチューという感じ。日本の味噌汁のように、毎日食卓に上がるものだそう。フェイジョンは豆という意味。豆の中でもカリオッカ豆という豆が一番フェイジョン適しているそうだ。当日では間に合わないので、前の晩に圧力鍋で軟らかく煮て準備してもらった。
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香辛料はあまり使わず、さっぱりした口当たりでやさしい味。ご飯もブラジル風に、玉ねぎとニンニクを塩コショウで炒めたものを一緒に炊き込んだ。

パステルは包み揚げで、スナックのひとつ。国際交流フェスティバルでもブラジルの店が出るので、そこで食べた人もいるかもしれない。

今回は市販のパステウの皮を使ったが、レシピでは、生地からも作れるものを紹介した。
炒めたひき肉、チーズとトマト、卵などを生地で包んで揚げる。中の具を工夫すると、バリエーションが増えるだろう。
「マンジャル・デ・ココ」はココナッツミルクのプリンかババロアという食感。牛乳とココナッツミルク、ココナッツパウダーで作るスィーツだ。かなり砂糖を使うが、食べるとカラメルソースの苦味で甘さはあまり感じない。

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試食では、野木さんの実家から送られたコーヒーをいれて、受講者に飲んでもらった。日本で市販されている豆と焙煎の仕方が違うのか、薄めに入れても酸味や苦味があり、風味の濃いコーヒーだった。

熱心にメモを取っていた受講者もあり、また家でも作ってみたいという声もたくさんあった。最後に野木さんからポルトガル語で「ありがとう」を教えてもらい、「Obrigado(オブリガード) /Obrigada(オブリガーダ)!」とあいさつをして終了した。