「ロンドン成り行き半生記講演会」

2012.11.22

ロンドン成り行き半生記~自費留学生から弁護士になるまで
ロンドン成り行き半生記~自費留学生から弁護士になるまで
富士宮市出身の宮嶌満江さんによる講演会を、NPO法人まちづくりトップランナーふじのみや本舗との共催で開きました。
CIMG5243宮嶌さんは、大学卒業後3年間教職に就いたものの1973年、一念発起してイギリスへ自費留学。当初は一年間だけ、とご両親と約束していたそうですが、その後「働いてみなければその国の本当の暮らしはわからない」と帰国を延期。現地の東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)へ就職。
その後野村證券へ転職し、英国企業の東証上場に携わったのち、法務課へ異動になったことを機に、法律についての勉強を始め、50歳にしてイギリスの弁護士試験を一発取得。以後は法廷弁護士として東京三菱インターナショナル(現・三菱UFJ証券会社のロンドン現地法人)にて2008年まで勤務した。
今回はご自身の著書『ロンドン成り行き半生記』を基に、これまでの半生をお話してくれました。
40年以上も前、1ヶ月かけて船、飛行機、電車を乗り継いでイギリスへ渡り、金融業、法律を英語で学び、現在まで来たことは並大抵の努力ではないと思うのですが、本人は「成り行きなんです。私はいつも周りの人に恵まれています」と言っていたのが印象に残ります。

CIMG5230また、この夏に行われたロンドンオリンピックにボランティアとして参加したとのことで、スタッフユニフォームを見せてくれました。ボランティアへの応募は何と25万人!その中から7万人が選ばれ、宮嶌さんは会場整理やVIP席の応対などをされたそうです。

最後に質疑応答を行いましたが、ロンドンの食生活やイギリス人が持つ日本の印象など、来場者が次々と質問をし、まだまだ聞きたいことがたくさんあったようですが、閉会となりました。