世界の料理教室『台湾の家庭料理』

2014.06.22

CIMG0629今年度第1回目の世界の料理教室は、中国語サークル「ニーハオ」協力の下で台湾出身の講師を迎え、台湾料理を紹介しました。

台湾料理は、大陸のいわゆる中華料理とはちょっと雰囲気が違い、日本料理やオランダ料理の影響を受けていて、アッサリ味。生の魚も使うものもあるようです。

今回の教室では、家庭でも夜市でも人気のビーフンと干し大根入りの卵焼き、そして台湾名物のパール・ミルクティーを紹介しました。

 

CIMG0628ビーフンは今では日本製のものも出回り、よく食べられるようになりました。でも、台湾の新竹という街で作られているビーフンは、細くて腰が有ります。今回、そのビーフンを輸入食材店より入手して作りました。(富士宮やきそばの蒸し麺は、このビーフンの食感に似せて作ったのが始まりだそうです)。

CIMG0626卵焼きに使った干し大根は、大根を保存用に干したもので、日本の沢庵に似ています。

これを細かく切って使います。今回使った干し大根は、講師の林さんからの提供でした。

CIMG0666パール・ミルクティーはブラック・タピオカを戻してから、ミルクティーを加えたもの。タピオカというと、東南アジア産の白くて小さい粒のものが一般的。ですが、台湾のは、台湾南部で生産されている芋のでんぷん質で作られています。最近ではコーヒーチェーン店などで、このタピオカ入りのドリンクを売り出しているので、見たことが有るかもしれません。乾燥してあるものを見ると白っぽいのですが、戻すとまるでカエルの卵みたいにツヤツヤ黒光りします。ミルクティーのほか、コーヒーに入れても良いそうです。飲み物というよりは、オヤツ感覚で飲んで食べるということでした。

CIMG0734講師の手際もよく、あっという間に調理も出来てしまったので、時間内に試食から片付けまで終わらせることが出来ました。戻して調理する方法がイマイチ分からなかったビーフンの扱いや、タピオカの戻し方などが分かり、また美味しく調理できたことで、皆さん満足されていました。食をきっかけに、もっと台湾のことを知りたくなったのではないでしょうか。
(文化交流委員 塩川)
*こちらからも写真をご覧いただけます:富士宮市国際交流協会事務局facebookページ

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