世界三大料理・トルコ料理教室
2012.01.141月14日(土) 富士宮市立富士根南公民館調理実習室でトルコ出身の小宮山ハミエットさんを迎え、トルコ料理教室を開催しました。
小宮山さんは、30年前に結婚を機に来日。横浜、御殿場と富士山の見える場所へと移り住み、現在は十里木に居を構えています。
今回は、日本で材料が手に入るトルコの一般的な料理、「赤レンズ豆とほうれん草のスープ」、「結婚式のピラフ」、「ナスの肉詰め」そして「ヨーグルトケーキ」を作りました。
「結婚式のピラフ」とは松の実とヒヨコ豆が入ったピラフ。ヒヨコ豆は、トルコで大変人気のある豆の一つです。柔らかく煮て、カレーやスープに入れても良いし、甘く煮ても良い。塩味にしてサラダのトッピングや、もちろんそのまま食べてもおいしい豆です。バターで松の実、そして洗った米をよく炒めて、ヒヨコ豆を加えてチキンブイヨンスープで炊くと、パラッとしたおいしいピラフが炊き上がります。
「ナスの肉詰め」は、まずナスを丸ごとバターで焦げないように焼き、中まで火を通します。油で丸揚げすれば早く出来るそうですが、今回は油をあまり使わない方法でナスを焼きました。焼きあがったナスに切れ目を入れ、器のようにします。そこに炒めた玉ねぎと牛肉を詰めて、トマトジュースで煮詰めていきます。ナスの代わりにピーマンを使ってもおいしく出来るそうです。
レンズ豆は最近では、輸入食材を扱う店でも取り扱っているので、手に入りやすくなりました。この豆は短時間で軟らかくなり、煮詰めるとトロッとしたスープになります。レンズ豆は胃腸の消化が良くないということで、クミンを入れて消化を促すのだそうです。クミンの香りで食手が進みます。
「トルコ人は男性も甘いもの好き」という言葉通り「ヨーグルトケーキ」には砂糖をたっぷり使います。でも、ヨーグルトの酸味で中和されるのか甘みをあまり感じません。このケーキにレモンと砂糖で作ったシロップをかけると、しっとりした食感になります。
また、小宮山さんにトルコのお茶、チャイをトルコ式に入れていただき、料理と一緒にいただきました。茶葉を蒸らしているからでしょうか、良い香りが立っていました。
料理だけでなく、トルコの風土、習慣などの話を聞いたり、質問したりと参加者は、トルコへの興味がいっそう深まったようすでした。